
□大徳醤油株式会社
畑でとれた大豆や小麦を、食塩のもとで発酵微生物が醤油に変えていく。こんな農産加工の姿を大切にしたい
と考えている私たちにとって、真剣で信頼できる中球磨の大豆生産農家との付き合いは心強いものです。生産者・加工者・消費者が手を結んで安全な食べ物を作
りたいと思います。(大豆畑の前で記念撮 影 前列左はしが浄慶です)
□JAくま大豆生産部会長 宮本幹夫
さんより
山
歩きが好きな中年のオヤジです。自分で作った大豆で豆腐を作っていますが、どれが私の大豆か当てることができます。部会長として働く農家のけんこうを任
されています。農薬を減らすことは私たちの問題でもあります。フェロモントラップなどを駆使して農薬を減らし、生産者も消費者も健康であるよう努力してい
きます。(写真は、虫を 寄せるフェロモント ラップ)


写真 は「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」から お借りしています。
熊本県中球磨地方(あ
さぎり町)は清流で有名な川辺川、球磨川に挟まれた地域です。JAくま大豆生産部会長宮本さんに、川辺川を案内してもらいました。
30cmもの幻の鮎が今なお生息するという日本一の清流川辺川。この上流の子守唄で有名な五木村付近にダムが作られようとしています。急峻な
山と山に囲ま
れ、雨に煙る谷間の流れが細くなるあたりから山肌を剥いで連なる道路が現れました。工事用のアクセス道です。自然環境を大事にしたいという宮本さんは、こ
のダムが農業用水としても発電用としても治水目的でさえ不要のものと批判します。水没する五木村の衆が反対しとるときに
今のような声を上げていたら、とく悔しそうに言います。農業をつぶし、国の6割の食料を外国に委ねたこの国の政治が、取り返しのきかない自然破壊へと、こ
こでもアクセルを踏んでいるようです。人のいない子守唄公園で響く哀調のメロディはいっそう悲しく聞こえました。
(2004年8月)
* フェロモントラップ(ふぇろもんとらっぷ)
昆虫の多くは成熟した雌成虫が性フェロモンを分泌し、これに雄成虫が誘引されて交尾をする。性フェロモンを人工的に合成して、ゴムやプラス
チックなどに吸
着させたものが誘引剤。誘引剤を捕獲器(トラップ)の中に入れたものがフェロモントラップで、これに誘殺された雄成虫の数を調査することによって、目的と
する害虫の発生状況を把握することができる。フェロモントラップを活用すれば、自分の畑に発生する虫の種類や生育ステージを正確に把握することができ、防
除の可否や適期が正確に 把握できる。害虫の適期防除、薬剤の削減に効果がある。